印象に残る挙式の話

さて今回は

私がこの10数年、現場を見て

「こんな結婚式が印象に残ってる!」

というような事をご紹介します。

それは今から4年くらい前、

まだ20歳を過ぎたばかりのカップルの話です。

家族から「まだ若い」と反対され

それでも何度も説得し、強引に結婚を認めてもらった二人でした。

二人は

「どうしたら家族に心から祝福してもらえる結婚式になるだろう?」

とずっと考えていました。

考えた末、予定していたキリスト教式をやめて

人前式で挙式をする事にしたのです。

※人前式には一つ大きなメリットがあります。

それはキリスト教と違い二人の希望にそって進行を決めていけるという点です。

そして挙式本番。

二人は式の中で自分達の気持ちを正直に話し始めました。

尊敬する両親に対する感謝の気持ちと、

その両親から反対されて悲しかった事、

これからの自分達の決意。

若い二人の涙まじりの言葉に両親も含め、列席者もみな涙を流しました。

式の最後、司式者から

「この二人を夫婦として認める方は拍手で祝福してください!」

両親から拍手があったとき、やっと二人にも笑顔が戻りました。

というお話。

結婚式や披露宴は今回の二人のように正直な気持ちが列席者に伝わると

絶対に感動的になるんです。

気取ったり、格好つけたりする気持ちはわかりますが、

でもやっぱり等身大でいる事が大事なんだと思います。

出席した人はそんな二人を祝いたいのでは?

あまり肩肘張らず自分達らしい結婚式ができるといいですね!

以上、「印象に残る結婚式」でした。